« 近況0912 | メイン | 富野監督 »

2005年09月14日

CAT2セミナー

色々な方にご迷惑かけつつ、いってきましたCATセミナー。

なんとなくインプレ

ボンデジのCAT2セミナーを聞いてきました。
CEOとCTOが一緒にやってきての豪勢な内容でした。
CAT1の説明とかぶる部分が多かったので、ざっくりCAT2の説明の部分だけ抜き出し、

セットアップモードが簡単になってました。
リグのエンドを動かすだけで中間ボーンの長さが変わって軽快にリグが組めそうな感じでした。
ミラーコピーボタンが追加されてより効率アップか!とか

全体的なリグの仕様が変更になったっぽいです。
RIBCAGEやフットステップの概念がもっとスマートになってました。
売り文句にエクストラボーンとありますが、全体に仕様が柔軟になった感じで、とくにコレが手でコレがエクストラ!って訳ではなさそう(ボタンは別でしたが)

フェイシャルモーフ機能はスマートな試用になったボーンを力技で顔に並べてCATの仕様をモーフターゲット的に使えるよ!すごいでしょ!的な感じで、なかなかの力技っぽかったです。
普通にモーフしたほうがラクかなぁ、、

新IKシステムは何が変わったのかイマイチわかりませんでした。
従来同様IKFKがスライダで変更可能。
IKで腕が回るかどうかきくの忘れたー。

IKリフトリングがリターゲッティングという概念に変わってた感じ。やっと便利な理屈がわかりました。
IKターゲットの位置を実際よりも手前や奥に設定することで柔軟なアニメーションを制作可能とか、
応用編的に肘中心の動きを作れますよとかでした。

リグの距離を離すアニメーションが制作可能で、合体や分離、正座時の重なりの嘘っぽい逃げが可能そうでした。

ゴーストモードがキーフレーム対応。名称も変更。これは微妙に便利かも。幽霊マークは消滅です。

リグのメッシュの自由度が上がってました。何でもリグに転用可能。

ひざの回転は移動ツールで一発回転可能。コレは便利です。swivelangle消滅ぽいです。

エクストラボーンの概念で適当なアンカーを作れます。
コレによっribcageは消滅っぽかったです。(RIBつきのプリセットはあった模様)

ピボット位置変更はXformモディファイアを割り当てて対処。

期待のボーンの伸縮機能は六角Sのたこモードっぽい感じです。(誰もわかりませんか)
キーが打てて、自由にアニメート出来るとかいってましたが、
明らかにイレギュラーな仕様で結構制限が多そうでした。
(単にキーが打てるリグセットアップモードでは?とか)
ボーンの移動や後述の有オレンジさんの方法で対処したほうがいいかもとか。

なんにしても概念はCAT1の発展形だけど内部仕様は別物っぽい感じでした。

1本は無償アプグレ来てるのでDLしたらまた試します。

有限会社オレンジさんによるアクエリオンでの活用事例。
いわゆる手や足や腰に親オブジェクトをダミーでつけてアニメ付けの効率化を図ってますという内容でした。
元のアニメのモーションは凄いCG的にキレイなモーションだったんですがあとあとのAEの加工でタイムリマップかけてちょいとばし気味にアニメ的な処理をしてるそうです。
加工前と後でかなり違いました。
元の動きの方が綺麗に見えましたが、プロの目や環境、ワークフローではいろいろあるんでしょうなぁとか。

CATのリグにデフォームかけてたのが目鱗でした。真似します。
CATのリグが思いのほかシンプルでした、すげぇ。
maxでのレイアウトひとつから綿密な感じでした。すげぇ。
プロの仕事を拝見するのはすばらしいす。

CATマッスル
前にデモ版落としたときはあまりにマッスル一個置くとオブジェクトが40個くらい出来る仕様にがっかりだったんですが、
今回見たバージョンは13個に減ってました。(アンカー12個と板1個)
もっと減らす予定があると聞いてこれは使えそうかなと思いました。
問題意識は持ってるそうです。
CATマッスル自体は本物のマッスル効果は目指していないですが結構割り切ってていいと思いました。
あとからFLEXもかけられるのでかなりソレらしい揺れが出来ないかなぁと。

CATランタイム
ゲームエンジンに書き出す環境とか
HAVOKに対応する前にモーションの書き出しとかに対応してよ~。

余談としてはモーションの他環境への書き出し機能をつけないのかと聞いたら、
「ない」とはっきりいわれました、、、

変わりに充実したインポート機能をしっかり説明されましたが、ええ、そんなことはわかってます、、
CATで効率的につけた手づけのモーションを書き出す需要って自分だけじゃないと思うんですが、、、

そんな感じでした。
また実際に試したら書きますが、しばらく無理ぽいです。

投稿者 dokon : 2005年09月14日 22:57



コメント

コメントしてください




保存しますか?