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CATとClothFXの連携(2)

CATを使用してClothFXを使用すると、CSや標準ボーンを使用したときのように元ポーズからなじませるタイムラグを作る
時間が必要ありません。今回はその方法を説明します。

すげぇいいかげんな概念図。



一般的なクロスシミュレータとボーンの連携だと多くの場合、元のクロスから初期ポーズになじませる
必要があるんですが、CATはレイヤを利用して初期ポーズまでのアニメーションを同一ファイルで別扱いにすることによって
0フレームからモーションをつけることが可能です。




fig.01


CSなんかでクロスシムをする場合、モーションファイル自体を保存したりしない限りはこのポーズからアニメートをスタートさせ、
布のなじんだ先々のフレームを0としてアニメーションを作ります。






fig.02


CATの場合、別ABSレイヤを追加するだけで、
この状態を0フレームにすることが出来ます。





fig.03


最初にCATの親(下のまるいの)をつかみ、初期ポーズを一時的に保存します。
保存完了すると、画面上に名前が追加されます。






fig.04



モーションモードから初期ボーン配置モードに戻ります。(1のボタン)
そのあとでABSレイヤを追加しましょう(2のボタン)
すると、いわゆる初期ポーズを維持した状態で新ABSレイヤが出来ます。






fig.05


自動キーにしておいて、30フレームまで移動、
CAT親からさっき保存したポーズをダブルクリックしてポーズを呼びだします。






fig.06


すると、0から30フレームの間に
アニメーションが形成されています。





fig.07



布にするべきオブジェクトを表示して、シミュレートを開始、
30フレーム付近でESCを押して終了させます。

クロスシムの設定に関してはここではノータッチ。





fig.08


Set Initial State(現在の状態を初期状態に)
ボタンを押してから

0フレームまで移動し、

Truncate Simulation(以降のアニメを消去)を
押します。




fig.09


先ほど作ったABSレイヤを消去します。

消去した後に、再度クロスのシミュレーションを開始すると
シミュレーションされます。


ClothFXでない他のクロスシミュレータでもいけると思います。


ClothFXは親を作ってリンクしてもシミュレーションが崩れることはないので、CATの親にリンクしておくとなお楽。




fig.10


サンプルはあんまり動いてないですが。
普通に見えます?



風かなんかふいてるときは
事前に0フレで再度シミュレートローカルしておくと良いです。



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